僕は5年間ほど地方のパチンコチェーン店に就職し、社員として働いてきました。
今回はパチンコ屋にこれから入社しようかと考えている新卒や大卒の方に向けて、パチンコ屋に就職して分かったデメリットとメリットをそれぞれ書いていきます。
実際にパチンコホールで働いていたからこそ分かる、求人票には書かれていないことをバシバシお伝えしていきますね。
是非参考にしてみてください。
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パチンコ屋に就職して分かったデメリット
まずはパチンコ屋に就職したことによるデメリットからお話していきますね。
腰痛や関節症に悩まされる
まずパチンコ屋に就職すると、基本的には全員ホール業務に従事することになります。
パチンコ屋のホール業務ってイメージ通りですが、結構な肉体労働なんですよね。
ドル箱の箱上げや箱下ろし、スロットのメダル補給、そして新台入替の台移動。
これらはすべてパチンコ屋の社員が行います。
そのため、パチンコ屋の社員の多くは腰痛や関節症に悩まされるわけです。
大抵は店舗に1人くらいは腰にコルセットを巻いている社員がいますし、かくいう僕も過去には腰や手首を痛めてサポーターを着用していました。
これらの厄介なところっていうのが、労災になりにくいってことなんですよね。
高いところから落ちて骨を折ったみたいな分かりやすい事案なら労災が通りやすいんですけど、パチンコ屋の場合は疲労骨折のような感じで発症することが多いです。
1日に何百回と重いものを持つわけですから、徐々に身体への負担が蓄積されていき、腰痛や関節症になることがほとんど。
こういう場合は仕事が直接的な原因であると証明しづらく、万が一に怪我をした場合でも労災が認定されることは少ないです。
僕も手首を痛めたときに労災申請をしてみましたが、一向に話は進まず、結局泣き寝入りすることになりました。
いくら仕事ができても昇進するとは限らない
パチンコ屋の場合は、どんなに仕事ができようとどれだけ数字を残そうと昇進できるとは限りません。
これもパチンコ業界独自のものだと思います。
というのも、パチンコ店の副店長や店長クラスになれば、パチンコ台の釘調整の技術は必須です。
このパチンコ台の釘なら、1時間客が打てばこれくらいの利益が見込めるという緻密な計算のもと釘調整を行います。
極論を言えば、パチンコ台のヘソ部分の釘を幅を狭くすれば店が儲け、ヘソ部分の釘の幅を広くすれば客が勝てるというものですね。
仮にパチンコ台の釘の角度が1度変わるだけでも、その計算は大きく変わってきます。
では、パチンコ店の釘調整を任せられている副店長や店長が釘調整が全くできなければどうなるでしょう?
明日の利益も分からないまま、闇雲に営業していては店は存続できませんよね。
なので、パチンコ店の副店長や店長クラスになるためには、釘調整技術の習得は必須になってきます。
どんなに接客スキルが優れていようがどんなに景品を販売しようが、釘調整技術がなければ昇進させてもらえることはありません。
この釘調整スキルがないばかりに、仕事ができる同期たちが何人も辞めていくのを見てきました。
もちろん、釘を叩く練習は業務時間外で行います。
業務開始前や終了後など自分の時間を見つけて、釘調整のスキルを磨いていく必要があるのです。
意味の分からない専門用語が飛び交う
「T1Y」「BY」「B%」。
あなたにはこれらの専門用語の意味が分かりますか?
先述したように、パチンコ店では緻密な計算のもとに1日の見込み利益を算出して営業しています。
なので、こういったパチンコに関するデータ用語の知識も必須です。
こういったパチンコの専門用語が飛び交う中で、計数管理や営業管理を行わないといけません。
正直これらの用語をどれだけ理解したとしても、他の職種ではまったく役に立たないパチンコ店特有の業務が待ち受けています。
新卒でパチンコ店に入社をする人の中には今まで一切パチンコを打ったことがない人もいますが、そういった人には最初の鬼門と言えるでしょう。
実際僕も大卒でパチンコ店に就職するまで一度もパチンコを打ったことはありませんでしたから。
新入社員当時は大学入試ばりに勉強していましたね。
どの職種でもそうですが、パチンコ屋で仕事をするのであれば、常にパチンコ知識や技術を磨いていかなければ大成はできません。
世間のイメージは最悪
就職先を聞かれたときに胸を張って「パチンコ屋」と答えられる人は少ないでしょう。
実際、僕も新入社員当時は「サービス業」と言葉を濁してましたからね。
周りの人間も口には出しませんが、「大学に行ってまでパチンコ屋に就職するのかよ」という心の声が聞こえてくるような感覚に陥りました。
両親ですら子供の職場を隠すくらいでしたからね。
親としても、子供の就職先がパチンコ屋とは言いづらいというのが現状です。
もし子供ができたときに、自分の仕事を胸を張って伝えられるか。
そういうことも考えると、ずっと今の仕事を続ける気にはなれませんでした。
そういうこともあってか、パチンコ業界では常に人手不足に悩まされています。
膨大な業務を一人でこなさないといけないことなんて多々ありますよ。
生活リズムが乱れまくる
パチンコ店では「早番」や「遅番」があり、出勤時間がバラバラです。
早番では8時出勤。遅番では15時半出勤です。
そのため、生活リズムがかなり乱れるんですよね。
日によって就寝時間や起床時間が全然違うし、毎日朝日とともに起床する生活に憧れすら感じていました。
さらにパチンコ店特有の新台入替がある日には、深夜3時とかまで仕事。
翌日は普通に朝8時に出勤なんて当たり前です。
一睡もできずに出勤することだってありましたね。
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パチンコ屋に就職して分かったメリット
パチンコ屋に就職して分かったメリットについても記述していきますね。
給料ベースはめちゃくちゃ高い
パチンコ店は高給取りと言われるほど、給料は高いです。
新入社員の平均初任給が19万円と言われている中で、僕が勤めていたパチンコ店は初任給26万円。ちょっとした大手企業の初任給くらいはあります。
やっぱりこの給料の高さには魅力を感じざるを得ませんよね。
給料が高いということは、その分好きなことにお金を使うことができますから。
僕の後輩なんかは毎月県外に行って好きなアーティストのライブを見に行ってましたし、先輩は高級車を乗り回してました。
そういったことができるのも、給料が高いからこそです。
店長クラスになれば年収800万円くらいはいきますし、将来会社の重要なポストにつければ年収1000万円は余裕で目指せます。
福利厚生が充実してる
パチンコ店では福利厚生が大手企業以上に充実していることが多いです。
アパートや賃貸物件を安価に利用できたり、引っ越し費用も負担してくれたりと、かなり福利厚生に関してはどの企業も力を入れています。
家賃にかけるお金が少ない分、給料を自分に好きなことに回すことができるというのもうれしいですね。
僕の場合は家賃6万円のアパートに住んでいましたが、実際は2万円も払っていませんでしたから。
新卒で入社して1年で貯金150万円とか貯める人とかもいましたね。
パチンコ店に入社すれば、お金に困ることはまずありませんよ。
まあ、なかにはパチンコにハマりすぎて、金欠になる人間もいますが…。
本当にパチンコ店に就職して良いのか、よく考えよう
実際、僕は大卒でパチンコ店に就職しました。
当時大学生だった僕は、給料の多さに魅力を感じてパチンコ店に就職しましたが、
- 腰痛や関節症などの身体への負担
- このまま定年まで働けるのかという将来性
といった理由で、退職することを決めたのです。
もちろんパチンコ店の中には、優良な企業はたくさんあります。
ですが、当時の僕のように「給料が良いから」という理由だけで就職してしまうと、あとあと後悔することになるかもしれません。
もし今パチンコ店で内定が出ていたり就職しようか迷っていたりする方は、先述したメリット・デメリットを再度確認してみてください。
そして、本当にパチンコ店に就職して良いのかをよく考えてみてください。
パチンコ店以外の就職先を探す人に絶対やってほしいこと
もしパチンコ店以外の他の就職先を考えてみようかと思われた方に絶対に実践してほしいことがあります。
それは「転職エージェント」に相談することです。
現在さまざまな就職サイトや転職サイトがありますが、具体的かつ的確なアドバイスをしてくれるのは「転職エージェント」だけなんですよ。
というのも、転職エージェントは求職者との利害が一致しているので、全力であなたの転職をサポートしてくれるからなんです。
よく就職先を探す人が利用しているハローワーク。無料で利用できて結構便利ですよね?
ですが、ハローワークは公的機関なので、すべて税金で賄われています。
最近は国の財政も厳しいなかなので、予算も少なく、相談窓口にいる人の多くは臨時職員なんですよ。
一方で、転職エージェントは営利目的の企業が運営しています。
でも、ハローワークと同じように、すべてのサービスを無料で受けられるんですよ。
なぜなら、あなたの就職先の企業から「採用費」としてお金が支払われるから。
さらに、あなたが就職後に短期間で仕事を辞めてしまった場合は、報酬が減額になったり支払われなかったりすることもあるんです。
だからこそ、転職エージェントは、本気であなたにマッチした就職先を探してくれるんですね。
- あなたの希望にマッチした企業のピックアップ
- 応募書類の書き方
- 面接対策
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利用したからといって、必ずそこで就職先を決めないといけないなんてこともありませんのでご安心を。
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完全無料で利用できるので、登録だけしても損はありませんよ。
おすすめの就職サイトや転職エージェントを紹介する
ここからは参考までに、おすすめの転職サイトや転職エージェントを紹介していきますね。
以下で紹介している就職サイトや転職エージェントを利用するメリットは僕が保証します。
ぜひあなたの希望にマッチした良い就職先を勝ち取ってください。
以下は18歳~30歳までを対象とした、おすすめの転職エージェントです。
新卒・既卒・第二新卒の人は転職エージェントを利用してみてください。
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そういう点からも、既卒や第二新卒におすすめしたい転職エージェントです。
「ハタラクティブ」は、サポートもかなり手厚く、満足度の高さが魅力。
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▼ハタラクティブのメリット・デメリット
メリット |
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デメリット |
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▼キャリアチケットのメリット・デメリット
メリット |
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