- 人と話をするのがどうも苦手…。
- 楽しく話したいのに、会話が続かない…。
- どういう返し方や受け答えをすれば良いか分からない
このような悩みを抱えていませんか?
近年このような悩みを抱えている方は増加傾向にあります。
そして会話下手な人には共通する特徴と原因があるのです。
まずはしっかりと特徴と原因を理解し、問題として受け止めることが重要ですよ。
ここでは会話下手な人の特徴と原因、さらには克服方法についてまとめていきます。
是非会話を楽しみたいという方は、参考にしてみてください。
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会話が下手な原因は?
ここ数年、書店ではコミュニケーションや会話をテーマにした本がかなり売れています。
特に、雑誌などでは「人と上手く付き合うコツ」や「コミュニケーション上達の極意」といったような特集記事も増えていますね。
また、就活における企業の採用基準では、「コミュニケーション能力のある人」が常に上位の項目として挙げられていて、「コミュ障(コミュニケーション障害)」という言葉も一般化してきています。
それだけ世間では、会話が重要視されており、社会人の関心も強くなってきているというわけですよ。
しかし裏を返せば、会話が苦手な人が多くなってきているということでもあります。
では、なぜ会話が苦手な人が増えているのでしょうか?
まずはその根本的な原因から考えていきましょう。
TwitterやLINEなどコミュニケーションツールの普及
一昔前だと、人に用件を伝える場合は「直接会って伝える」か「電話を使って話す」かの二択しかありませんでした。
そのため、どんなに会話が苦手な人でも、最低限「話をする」という行為を行っていたんです。
しかし現在では、メールはもちろん、「LINE」や「Twitter」といったコミュニケーションツールやSNSといったサービスが普及しています。
仕事をしていても、電話よりメールを使うことの方が主流になっていますね。
それだけ現代人は「人と会話をする」という機会が少なくなっているのです。
特にスマホやメールが当たり前の世代は、「人と会話しないコミュニケーションが日常」な環境の中にいるわけですから、その傾向はますます強いでしょう。
実際、ファストフード店などでも数人の若者がテーブルを囲みながら、それぞれ無言でスマホをいじっている光景をよく見かけますし。
今の時代、会話をしなければいけない場が減っているのは事実です。
だからこそ人と会話することを一層意識する必要が出てきているといえますね。
核家族化と少子化の弊害
家族構成の変化も、会話下手な人が増えている原因の一つでしょう。
私が子供の頃は、両親と兄弟、さらには祖父母と、3世代が一つ屋根の下で過ごす拡大家族が一般的でした。
しかし、現在では両親とその子供(未婚)のみで構成される核家族が一般的です。
さらに少子化の影響もあり、一人っ子の子供も以前と比べてかなり増えてきていますね。
それだけ一緒に暮らす人の数が減少しているというのが現状です。
一緒に暮らす人数は、人と会話をする練習の量に比例します。
例えば、
- 今日は父親の機嫌が悪そうだから、テストを見せるのはやめておこう。
- 祖母が寂しそうにしているから、話しかけてあげようかな?
といったように、相手の雰囲気や態度の違いを察しながら、接し方を選ぶといったことを自然と行っていました。
もちろん接し方を間違えるときもあります。
そうやって怒られたりしながら、身をもって学んでいたのです。
小さい頃から、その練習の量が減少してしまっているというのも、会話下手な人が増えている原因の一つでしょう。
ゲームが遊びの中心
私が子供の頃は、兄弟や友人と一緒に外で鬼ごっこやサッカーなどをして遊んでいました。
というのも、外で遊ぶ以外の遊びを知りませんでしたからね。
さらに、家でテレビを見ていようものなら、母親から「テレビばっかり見てないで、外で遊んできなさい」と怒られていたくらいです。
しかし、テレビゲームが家庭に入ってきてからは、子供の遊びは一変します。
かくいう私も学生の頃にどっぷりハマってしまい、いつも一人でテレビの前に座って過ごしていました。
当然テレビゲームをしている間は誰とも会話をすることはありませんし、友達はおろか家族との会話も激減していたのです。
このような子供の遊びの変化も会話が苦手な人が増えている原因の一つなのではないでしょうか?
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会話下手な人に多い特徴とは?
時代や環境が原因で、会話が苦手な人が多くなっているのは事実です。
では、会話下手な人に多い特徴にはどんなものが挙げられるのでしょうか?
それは、必要以上に相手のことを気遣っていることです。
簡単な言葉を使うと、優しすぎる人ということですね。
会話が苦手だという人は、人に対して何か言いたいと思ったとしてもそれを口にするまでにいくつものハードルが存在します。
例えば、こんなふうに思ったことはないですか?
- こんなことを言ったら、相手は気を悪くするんじゃないだろうか?
- もう少し言い出すタイミングを計らないと…
- 何て言ってあげたら、相手は喜ぶだろう?
とにかく普通の人なら思いつかないような心配までしてしまい、結局何も言い出せなくて終わってしまうということが多々あるのではないでしょうか?
これは先述した会話を練習する機会が少なかったことが原因です。
- これを言ったら、相手は怒る
- こういうふうに言ってあげたら、相手は喜ぶ
といったボーダーラインが不明確なため、過剰に心配してしまうのです。
また、普段から喋り慣れていないので、必ずといっていいほど言葉がつかえてしまいますし、自信がないため声は小さくなってしまいます。
表現力も抑揚がなく、結果つまらない話になりがちです。
こういったことが続いてしまうと、いつしか「自分は会話が苦手なんだ」と思い込んでしまい、自ら会話をする機会を減らしてしまいます。
相手から話しかけないでほしいとすら思うようになってしまうのです。
さらには、昔は別に喋るのは苦手ではなかったという人も、人と話す頻度が減ってくると急に人と会話するのが苦手になったと感じる人もいます。
やはりこれも会話をする頻度が少なくなってしまったことが原因だと。
まずはこの悪循環を断ち切ることが大切ですよ。
会話が上手くなるコツとは?
会話下手な人の特徴として「優しすぎる人」を挙げました。
だからといって、ズケズケと何でも言いたいことを言えというわけではありません。
「優しい」というのは、あなたの強みでもあります。
この優しさを別の方に向けてあげるだけで、会話は格段に上手くなります。
会話は「伝える」よりも「伝わる」ことを意識する
まず、会話下手な人というのは、きちんと喋るということに人一倍意識を集中して喋ります。
言い間違えずに流暢に喋ることが正しいのだと勝手に思い込んでしまっているんです。
しかしその結果、言葉に心が入らずに上辺だけのセリフになってしまっていませんか?
もしそうなら、かえって相手には伝わりづらくなってしまっているかもしれません。
会話には正確に喋るということよりも、もっと大切なことがあります。
それは、いかに上手に「伝える」かではなく、目の前の相手に対してどうやったら「伝わる」かを徹底的に意識することです。
あなたの強みである「優しさ」を、どうやったら相手に「伝わる」か意識することに使ってあげる。
これだけで上手に会話することが可能になりますよ。
会話はキャッチボール
あなたはキャッチボールをしたことはありますか?
ボールを投げて捕るだけの単純作業なのですが、これが意外と楽しい!
子供の頃に友達と、日が暮れるまで延々とキャッチボールをしていたことを思い出します。
あの楽しさは何なんでしょうね。
よく会話はキャッチボールと同じだと言われますが、まさにその通りだと私は思っています。
会話もキャッチボールと同じだと考えると、本当はもっと楽しいものであるはずです。
ところが会話が苦手だと思っている人は、そもそもキャッチボールになっていないからではないかと思うのです。
もう一度キャッチボールをしている場面を思い浮かべてみてください。
自分が投げたい球ばかり投げていても、それを相手が上手く捕れなければキャッチボールは成り立ちません。
まずお互いに軽く投げ合ってみて相手の力量をはかり、徐々にペースを上げるようにしていくと楽しいキャッチボールになります。
会話も同じです。
どちらかが一方的に喋っていたとしたら、例えそれがどんなに面白い話だとしてもそれは会話ではありません。
言葉を投げたら、相手に受け止めてもらう。
そして今度は相手の言葉を受け止める。
この繰り返しが会話です。
ですから、「話し方」だけではなく、「聞き方」とセットで使わなくてはいけないのです。
そして、キャッチボールを長く続けようと思ったら相手が取りやすい球を投げようとしますよね?
これも会話と同じです。
- どうしたら上手に喋れるのか?
- どんな話題なら盛り上がるのか?
- どういう話し方をすれば会話が続くのか?
ではなく、
- どうしたら相手が喋ってくれるのか?
- どんな話題なら話してくれるか?
- どういう聞き方をすれば相手が話しやすいか?
といったように、相手を意識することを考えて会話してみてください。
会話の基本は、相手を意識することです。
たったこれだけで、会話することがグッと楽しくなりますよ。
具体的な会話のコツや話題については、「初対面との会話で異性と盛り上がる話題やコツを全部話そうと思う」ですべて解説しています。
ここに書いているコツやテクニックを駆使すれば、初対面の人が相手でも30分くらいなら余裕で話せるようになりますよ。
個人的におすすめな会話上達の書籍を紹介
仕事・プライベートともに、個人的にすごくためになった会話上達の良本だけを厳選して紹介していきますね。
結構タイトル釣りされて買ったものとかもありますが、読むだけで会話への苦手意識は激減します。
会話が苦手だと悩んでいる方は騙されたと思って、読んでみてください。
“口下手でも”人に好かれる会話術
フリーアナウンサーが執筆した会話上達本。
話すことを仕事にしているだけあって、文体がとても読みやすく好印象を与える話し方について詳しく書かれています。
具体例の多いので、スッと自分の中に落とし込める良本ですよ。
特に本書で紹介されている、自分から話さなくても会話を続けるテクニックは、初対面の人との会話ですごく役立ちます。
なぜ僕は、4人以上の場になると途端に会話が苦手になるのか
緻密に著者が研究してきた結果がこれでもかと詰め込まれた1冊。
複数人のコミュニケーションだけでなく、お客様からのクレーム対応や部下への注意の仕方のヒントも書かれています。
いろんな会話へ応用が効く内容が、具体例とともに紹介されていますよ。
接客業でいろんな人と接する仕事をしている僕としては、仕事にも活かせた良本です。
苦手な人との会話はこう切り出しなさい!
会話上達の基本をまとめた書籍。
苦手な人との会話ではどういった話題を振るべきなのか、話を盛り上げるためにはどうすれば良いのか。
そういった会話の基本的な部分を中心に書かれています。
アッと驚く裏ワザや目からウロコなテクニックという感じではないので、そういった内容を期待している方にはおすすめできません。
ただ、会話をするにあたって本当に重要なことだけをまとめているので、会話上達本を読むならこの1冊からがおすすめです。
会話が苦手な自分を変えたい人におすすめの映画
最後に、僕が見た映画の中で会話に苦手意識のある人に絶対おすすめしたい映画も紹介しておきますね。
それが向井理さん主演の「僕たちは世界を変えることができない」って映画です。
映画本編には会話上達のコツやヒントがたくさんある、学びの多い映画となってます。
会話が苦手な自分を変えたいって人の背中を押してくれる作品ですね。
俳優の窪田正孝さんが号泣しながらブルーハーツの「青空」を熱唱するシーンは、涙なしでは見られませんよ。
ちなみに、この映画は現在「FODプレミアム」で視聴可能です。
今なら2週間無料お試しキャンペーン中なので、実質無料で見られちゃいますよ。
いつお試しキャンペーンが終わるか分からないので今のうちに登録しておくことをおすすめします。
今回紹介した映画「僕たちは世界を変えることができない」はこちらの記事で詳しく紹介していますので、是非こちらも合わせてご覧ください。
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